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環境省も緑を把握

更新日:2019年3月10日

1983~1986年に行われた「第3回自然環境保全基礎調査」の植生調査で「緑の多い住宅地」として記載されています。

昭和58年当時では阿佐ヶ谷駅北口界隈(けやき屋敷・世尊院と法仙庵あたり)が緑の多い住宅地であったことが分かります。


都市の貴重な緑地パッチワーク緑地パッチワーク

鷺宮あたりを流れる妙正寺川と善福寺川沿いの緑が小豆袋のように東西に連なり、その二つの河川の間に島状に分布している緑地が、阿佐ヶ谷駅北口の緑です。

妙正寺川と善福寺川の間に分布する阿佐ヶ谷駅北口界隈の緑。上空から見れば住宅地の中にぽつんと残った島状の緑地ですが、元を返せば天沼にあった弁天池(天沼八幡)から流れていた桃園川の河川沿いに残された緑地です。


野鳥の貴重な楽園

 国分寺崖線や、さらに三鷹や久我山には玉川上水を渡って、さまざまな野鳥が飛んでくることが知られていますが、さらに善福寺池や妙正寺池を中継してこの二つの河川沿いと「けやき屋敷」周辺が野鳥にとって連続的な楽園になっていたことが分かります 。


オオタカの仲間も来ている

阿佐谷北2丁目の電線にツミ出現
北2丁目在住の写真家が撮影

 早稲田通り下井草の大鷲(オオトリ)神社の由来がそうであるように、大正時代には大型の猛禽類の生息が確認されています。

 そして時代が変わって現代ですが、昨年にも阿佐谷北2丁目の電線電線でツミが確認されています(電線でスズメを食べていました。)。 こんな都市部になぜ?と思われる方も多いでしょうが、けやき屋敷をはじめとする北口界隈の緑地が重要な役割を果たしていることは言うまでもないでしょう。


阿佐ヶ谷北の緑被率は約20%…高いとは言えない。。


杉並区杉並区「みどりの実態調査報告書」のpp-53に「阿佐谷北1・5丁目地区」の緑被率が出ています。19.62%です。他地区と比較して決して決して高い方とは言えません。それだけ「けやき屋敷」は重要な役割を果たしていることになります。pp-196に樹林率が掲載されています。阿佐谷北1丁目は比較的高い方になります。このうち3分の1が「けやき屋敷」です。

 ※「樹林率」は面積300㎡以上、樹高3m以上、樹木数30本以上のまとまった樹林地のみを対象にします。「緑被率」は1㎡以上を抽出対象にします。

「緑の実態調査報告書 平成30年」pp-196

「みどりの実態調査報告書 平成30年」pp-53

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署名活動をはじめます

杉並第一小学校の移転先は、河北病院跡地と計画されています。ここは地形的に阿佐谷で最も低地で地下水の集まるところです。区は「桃園第二幹線」という貯水管をつくるので大丈夫と言っていますが、集中豪雨で70㎜を超える大雨となった場合には必ずしも耐えきれません。区は盛土をすると言っていますが、そのためには最低10000㎥の土を運び、杭打ちや土壌改良、そして安定地盤で支えるといった特殊建築物にすることでの建築

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