top of page
検索

杉並区 史跡散歩地図より

更新日:2019年1月17日

欅(けやき屋敷)は東京都の指定文化財「旧跡」です.

「阿佐谷村名主相沢家の屋敷林で、同家の邸宅とあわせて欅屋敷と呼ばれました。東京都の旧跡指定を受けた大正8年当時は、タケ40mに及ぶ欅が40本程あったと伝わります…」


減少している屋敷林

杉並区全域で樹林が地上を覆っている面積は620ha(約18%)で、そのうち屋敷林は30haという調査結果があります(緑の実態調査)。半分は将来残るかどうか不安定な民有地であり、1970年代に70ha以上あったにもかかわらず半分以下に減少しています。この樹林を残していくことが区民にとって重要な課題であることを杉並区も謳っています。


「後世にのこしたい杉並の屋敷林」に選ばれた「欅(けやき)屋敷」

 杉並区では区制施行80周年記念事業として平成24年に「後世に残したい杉並の屋敷林」を公募しました。


景観だけでなく環境にも貢献する屋敷林

CO2削減, ヒートアイランド現象の緩和

「屋敷林は周辺に住む住民にとって精神的・景観的安らぎやうるおいを提供するだけでなく、まちの風格を与えるとともに環境面でも貢献します。

杉並区の1世帯あたりから1年間に排出されるCO2排出量3,300kg。直径50cmの欅が1年間に固定するCO2は約250kgで、1世帯当たり約13本の欅が必要と言われています 。」(後世にのこしたい杉並の屋敷林より引用)


旧跡とは


文化財保護法には「史跡」があります。但し、時代を重ねるにつれて場所が特定できないなど、何らかの理由によって史跡に指定できないものを東京都は「準史跡」として「旧跡」を定めました。いわば「パブリック・ヒストリー」(記憶としての公共財)であり、「けやき屋敷」はその旧跡に指定されています。

閲覧数:671回0件のコメント

最新記事

すべて表示

杉並第一小学校の移転先は、河北病院跡地と計画されています。ここは地形的に阿佐谷で最も低地で地下水の集まるところです。区は「桃園第二幹線」という貯水管をつくるので大丈夫と言っていますが、集中豪雨で70㎜を超える大雨となった場合には必ずしも耐えきれません。区は盛土をすると言っていますが、そのためには最低10000㎥の土を運び、杭打ちや土壌改良、そして安定地盤で支えるといった特殊建築物にすることでの建築

私たちは都の文化財(旧跡)であった「けやき屋敷」の森を守ることができませんでした。その認可をしたのは皮肉なことに区長であり、東京都環境局でした。 私たちはこれ以上の景観(環境)破壊をやめさせるために、区長選で岸本さんを推しました。そして、「阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会」を立ち上げました。

bottom of page